わざとアンティーク風にする

自分はプロ塗装の技術は持っていないのですが、それっぽい見せ方はできるので、モノによってアンティーク調やアンティーク風仕上げにしています。長年の経年変化ですから、再現することは容易ではないですが、仕上げ剤をやさしく傷ませると、新しい家具でも古い家具でも魅力的に経年変化に魅せることはできます。また、カモフラージュではないですが、ペイントしたモノを傷ませることもあります。完璧に仕上げた家具や雑貨は、古くて年季の入った家具などに混じって置くと、浮いてしまいます。新しいペイントには色付きのワックスポリッシュか、色付き油性艶出し剤のウォッシュコートで、それなりに使い込んだ古艶を与えることでインテリアとして違和感もなくなります。仕上げは艶消しか、半艶消しのペイントで行うようにしていますが、完璧に仕上げようとはしません。アンティーク調なので、多少まだらなペイントのほうが雰囲気も出ると思っています。自分は、アクセサリーボックスにそうした塗装をしていて、塗料が乾いたら、研磨ナイロンパッドをもちいて色付きペースト状のワックスポリッシュを全体に塗ります。乾燥させ、色を変化させるようにペイントを落としていくのですが、突き出た部分や端からほとんどペイントが落ちてもそれが味になり、面白さになります。余分なワックスポリッシュは柔らかい布パッドで取り除き、翌日になったら磨いて柔らかな光沢を出すと、アンティーク調に仕上ります。

宮崎の塗装

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