塗装工事を行う前に知っておきたいこと

屋根の塗装工事には多くの費用がかかることや、素人では分からないことが多いため業者に施工を依頼する前に押さえておきたいポイントを幾つか紹介します。 ポイントを押さえないまま業者に施工を依頼した場合、業者主導で見積を提示されたり、後に思わぬ失敗に気が付く事があります。この様なことが起こらない様に予め自分で調べることが大切です。 1年程前のこと、自宅の屋根塗装を行った際の経験です。私の家は築33年程の2階建て、山林に囲まれた比較的辺鄙な地にあります。 以前から北面屋根の塗装劣化が気なっていて、状態が悪化する前にそろそろ業者に依頼しようかと考え、自分でNETを見たりして調べました。 そんな中、地元の塗装業者の営業マンが「屋根塗装の見積を取らせて欲しい」と飛び込みで来たことがありました。 その塗装会社は地元でも名前が知れておりラジオでコマーシャルも流しているような会社だったこともあり、見積だけと言うことでお願いしました。 その後、暫くして見積もりは提示されたものの、見積りの内容に不明点が多く、営業マンの説明にも納得が行かなかったため何点か質問をしました。 質問の一例ですが、私の住んでいる地域は自然公園法(景観条例)と言う法律により、建屋や屋根の色にも一定の制限がある地域でしたが、その辺のことも理解されていない様子であったことや、使用する塗料(材料)についても最初からグレードの高いものを選定しており、このため見積額も非常に高い印象を受けました。塗料等は必ずしも最高グレードのものが良い訳ではなく、立地環境や現在の屋根に使用されている塗料との相性等も考慮して選定する必要があります。 また、屋根そのものに劣化がある場合など屋根の修繕が必要なこともあり、充分確認もせずに見積を提示できる訳もありません。この点からも、 �@まず無料見積もりを依頼できる業者を探し、実際に屋根の状態を確認してもらい、その上で屋根の修繕が必要か、使用する塗料等細かな点を詰めながら見積を出してもらい施工を検討することが重要です。 �A飛び込み営業を行っている会社に対する疑問を持ち安易に契約しないことです。 飛び込み営業を行っている会社は、営業マンに多くの経費がかかっており、その経費分が見積価格に乗せられており結果的に高い金額になります。 そもそも信頼を得ている会社であれば飛び込み営業などに頼らず顧客からの反響営業で成立する筈です。 �B必ず複数の業者に対し相見積もりを取ることが必要です。出来れば最低3社に相見積もりを取ることをお勧めします。確認点として見積り価格だけでなく、 保証の有無、保証期間、保証条件や、見積明細に材料費・作業費・管理費等項目毎に分けて記載されているかも確認して下さい、 見積を比較する上で非常に参考になります。 �C必ず助成金の有無や条件を確認しましょう。市町村によっては助成金の対象となることもありますので、予め確認することが必要です。NETでも市町村窓口でも確認できますので必ず確認するようにして下さい。 �D施工前に近隣住民等への配慮が必要です。塗装工事により塗料の飛散など周りに迷惑がかかる場合も想定されますので、塗装業者にはその旨を伝え、出来れば施主が区長などへ工事を行う旨予め報告しておくと、後のトラブル回避にもなります、私の場合工事期間中色々協力してもらうことが出来ました。 以上5点説明しましたが最後に最も大切な点として、契約する前に必ず契約書に明記してもらい後のトラブルがないように努めて下さい。屋根を塗り替えると想像以上に気分も良くなりますよ。

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