下地の関係を考える

まだ塗装されていない木材になら、ニス・ステイン・一般塗料のどれでも自由に塗ることができます。なので、子供の工作などのときには木材を使うようにしています。だけど、塗り替えるとなれば、古い塗膜の処理があるので、塗料と下地の関係がポイントになります。古い塗膜が分からない場合、素地を露わにするまでサンドペーパーで削るしかないでしょう。私の場合、すでにステインとニスで着色透明塗装がされているテーブルを、別のステインに塗り替えたいと思ったときがありました。その場合は下地処理としていったん古い塗膜を完全に剥がし、木材の着色部分も削ってしまうことが必要で、未塗装状態に戻さなければなりませんでした。いわゆる、バナナの皮のように一皮ペラっと剥いてしまうわけです。そのとき、サンダーが壊れていたので諦めました。できることは、新しくニスを塗り直すか、一般塗料で塗りつぶすしかありませんでした。塗り替えるかもしれない、そうした後々まで考えるのは重要です。先にあげたように、ステインにニスが塗られていれば、ニスの上塗りです。ステインは木地に色をつける目的で使うので、サンダーで下地処理ができないならムリです。一般塗料が塗られているテーブルだったとしたら、水性か油性の一般塗料を上塗りできます。もしも塗られているのが濃い色だったら、そこに淡い色を塗ると下地が透けてしまうので、いったん灰色を下塗りするときれいに塗装できます。

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