まずは下準備をすること

塗装は美しさが際立つと思います。なので自分は杉板やヒノキなど白木の良さ、美的価値を見出すために塗り上げ、磨き上げをしていますし、プロなら箔を貼ったり、木目を描く塗装・仕上げ技術を展開するのだろうと思いますが、出来合いの家具や建具を自分だけのオリジナル製品に一変させることに焦点をおいて楽しむようにしています。木工作業の最後はその美しさをキープするための保護仕上げですが、それまでの作業が時間を要するものであれば、達成感を得られる嬉しい段階です。ありふれた木工表面に艶出しやニスを塗ることで美しいものに変身させることができるのもウリだと思います。何も熟練の職人になる必要もないし、何もかもマスターしようとしたところで、塗装は奥深い作業だと思っていて、塗装専門の職人に任せるということも実際あります。ですが、自分みたいにアマチュアが安価なアンティークの塗装補修をして、新しいモノとして作り変えるのもアリだと思っています。ですが大事なことは、塗装作業をする前の準備です。質の良い塗料なら小さな欠点を見えなくしますが、ニスやラッカー塗装を行ったとき、下準備が不適切だったために木材の見た目を向上できませんでした。クリア仕上げは、それまで目立たなかった欠点がさらけ出され、粗を探さなくても際立つものでした。計画を立てて作業をして、目に見えるキズは全て取り除いてから、滑らかに研磨して木材を平滑にすることを覚えました。

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