2019年台風19号による暴風雨で築19年の自宅を塗装することになった話

2019年台風19号による暴風雨で築19年の自宅を塗装することになった話

事の発端は、3階建て最上階の寝室雨漏りからでした。

当時、神奈川県に甚大な被害をもたらした2019年台風19号による暴風雨で
築19年が過ぎた3階戸建ての我が家に、屋上(ベランダ無)から3階寝室へ
天井が抜けたかのような大雨漏りが発生しました。
もう、天井の防水シートを修繕しなければ住むことが出来ない、という
状態にまでなったのです。
応急処置に来たハウスメーカーと相談し、外壁コーキングの傷み具合も考慮し
天井と外壁を一気に修繕しよう、という事になりました。

足場仮設→フレアトーン塗装→シーリング工事→屋根防水シートという内容で
概算見積をハウスメーカーにまず依頼しました。
塗装は、高耐候変性フレアトーンHD・トップコート仕上げという
30年塗り替え不要を保証する高品質素材、あわせてコーキングも同様の
高耐候変性素材をチョイス。
それまで外壁タイルの色は単純なオフホワイトでしたが
今回は細かな5色マルチカラーの粒子を含んだスプレー仕上げで
キラキラと輝くホワイトに。
玄関タイルもサービスで高圧洗浄を施していただく事になりました。
コーキングの白色が、塗装し直したタイルをくっきりと縁取り
雨どいも新しく付け替えたら、もう気分は新築です。

そこまでは良かったのです。
しかし見積の段階で天井合わせた工事費が500万円越えにもなる事が発覚
概算表を前に夫婦で紋々とする日が始まりました。
やらねばならぬ、しかしまだ住宅ローンも半ば、どう費用を捻出するのか・・・
足場設置にまず70万円、外壁塗装(シーリング含む)240万 屋根防水工事に120万(税抜)
何をするにも足場は必要とあって、屋根・壁一緒の工事が望ましい。
次の台風が来たら、もう応急手当ではやり過ごせない絶対絶命のピンチです。

一週間悩みに悩んで、結局住宅ローンとは別に外壁工事のローンを組みました。
安価で手早い外壁塗装業者もネットで散々リサーチし
ハウスメーカーとは別に数社見積も取りました。
しかし最終的に私達は注文住宅を依頼したハウスメーカーに依頼することにしたのです。
何故なら、
�@リフォーム部の高品質塗装素材の企画提案
�Aローン会社連携によるスムーズな資金調達提案力
�B何より美しい外壁を取り戻したい私達へのデザイン提案力
この三点が素晴らしかったのです。
工事を請け負う現場塗装職人さん達もその決め手の一端となりました。
当時珍しい、若い女性職人さんがリーダーだったのです。
ガテン系とは思えないような、ほっそりした色白の、しかしパワーにあふれた
女親方に、このチームなら細やかに仕上げてくださるだろうという予感がありました。

46日の工期を終え、自宅は新築のように美しい外壁に仕上がり、玄関アプローチまで
白くすっきりと洗い出されました。
清々しく冬の空に映る自宅の白さに、もう台風が来ても安心なのだ
ひび割れたコーキングから雨水がしみ込んだりもしない
という安心感でいっぱいになったのです。

単なる塗装修繕というだけでなく、この先の人生の組み立てや、どう過ごしていきたいかも
考えさせられた、4年前のお話です。

以上

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